内容説明
作家にして僧侶。その二つが渾然一体となったとき、新たな創造の力が生まれる。東日本大震災を経験して、玄侑宗久がいま改めて説く、先の見えない現代を生き抜くための「不二」の心得。
目次
第1章 無常の世を生きる
第2章 自分を探す長い旅へ
第3章 禅道場で「種」に還る
第4章 禅―生きる力の源
第5章 「結ぶ」から「ほどく」へ
第6章 「不二」の帆を揚げて
著者等紹介
玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
作家・臨済宗僧侶。1956年、福島県三春町生まれ。慶應義塾大学中国文学科卒業。臨済宗福聚寺第三五世住職。妙心寺派東京禅センター理事。福島県警通訳。福島県立医大経営審議会委員。花園大学文学部客員教授(国際禅学科)。新潟薬科大学客員教授(応用生命科学部)。2001年「文学界」に掲載された「中陰の花」で第一二五回芥川賞を受賞。柳澤桂子氏との往復書簡「般若心経 いのちの対話」で第六八回文藝春秋読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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