出版社内容情報
一度見たら忘れられない、感情に深くコネクトするCMを多く手がけるクリエイティブディレクター、CMプランナー・岡康道の年代を追ってのパーソナルブック。その10年の歩みを、TUG BOATまでのCM97作品と、著者の「ここより、他の場所へ」などの9つのエッセイ、11人の関係者の話からたどる。秋山晶、小田桐昭による岡の作品論も収録。商品とそのまわりに潜む人の感情をあぶり出し、生活者の隠れていた「人生の思い」とあざやかにコネクトする。彼独特のCMが生まれる過程が浮かびあがる、岡の元気があふれる本。(装丁・レイアウト:服部一成)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
カジノ王
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TUGBOATの岡康道さんが電通に在籍していた1988年から97年までの初期作品集。初期とはいえ賞をとりまくっていた絶頂期の作品集出もある。今より景気良かった時代に、ちょっと危ういですよと警告を投げ掛けた作品ばかり。一言でまとめると、そうなりますが、一つひとつの作品の平均点はとても高い。アップルコンピューターのCMもあり、そのころのアップルは情緒に訴えかけようとしていて家族の一員という役割で売り込んでいたんだなということを知れたりもする。2014/07/21
前田まさき|採用プロデューサー
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広告をつくる時、いちばん大切なことは、 「問題のつくり変え」ではないか、と僕は思っている。 たとえば、テレビを観るという行為を孤独を忘れる行為、と置き換える。 新車購入を愛車サヨナラ、と変換する。 つくり変えは、無意識に行われる。 オリエンテーションが自分のカラダを通り抜ける際に、自然と行われる。 このカラダは、父と母からもらった。 時代の中で育った。 いろんなことがあって、いろんな人がいて、こうなっているのだ。 だから企画は僕自身である。 同時に、その責任は僕にはない2018/07/15
おこめ
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軽犯罪的企画集。時代を捉えるのが上手い。2018/05/07
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- 和書
- 新訳狂気の山脈




