磯崎新+篠山紀信建築行脚 〈7〉 メディチ家の華

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  • サイズ A4判/ページ数 182p/高さ 30X23cm
  • 商品コード 9784897370125
  • NDC分類 520.8
  • Cコード C3352

目次

サン・ロレンツォ聖堂―アンソロポモルフィズムの範例
数と人体
ミケランジェロとブルネレスキ―明晰にして韜晦なるサン・ロレンツォ聖堂複合体
図面(サン・ロレンツォ聖堂全体平面図;サン・ロレンツォ聖堂断面図;旧聖具室平面図;旧聖具室断面図;メディチ礼拝堂断面図;メディチ礼拝堂平面図;ラウレンツィアーナ図書館平面図;ラウレンツィアーナ図書館断面図)

感想・レビュー

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ヴェネツィア

330
ブルネレスキの設計で1421年に着工、1469年頃に完成。ファサードが未完のままなのはまことに残念。ミケランジェロのものをはじめ、案だけはいくつか残されている。聖堂内部は一見したところは地味で、けっして絢爛豪華なものではない。しかし、極めて数学的な整合性に満ちた設計がなされており、その美はまさにいぶし銀のような輝きを内部から放つ。全体の色調は銀と黒の静謐さが支配するのである。また内部の彫刻群はミケランジェロによるものだけに乳房が妙に離れているのなどは、なんとも微笑ましい限りである。2021/07/10

夜間飛行

74
サン・ロレンツォ聖堂の構想から完成に至る百年余は、恰も《ラテン語を正確に用いる》ようにして人間中心の図像体系が成立していった時期だという。つまりゴシックにおける神の位置に人が坐るという大変化。そんな中、ブルネレスキによる幾何学性を継承しつつ、ミケランジェロが独自の修正を施したメディチ礼拝堂が造られる。美しいドームや軒蛇腹、悩ましいほどに欲望を湛えた彫像たち。何と過剰で奔放な空間だろう。もはやダ・ヴィンチの図像のような、見る人の視点を定めて正方形や円に内接する人体ではなく、生々しい肉体への跳躍がここにある。2019/06/23

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