目次
1 棚田の荒廃化、そのメカニズム(棚田団地内に広がる荒廃地とその対応―長野県姨捨棚田の事例;村全域の棚田団地の荒廃化とその対応―長野県栄村の事例 ほか)
2 棚田保全の動き(棚田保全の考え方―2つの流れ;整備と文化財指定の融合による保全―姨捨棚田の挑戦)
3 棚田保全のための整備方式(棚田の整備事業・整備方式の特性;棚田における等高線区画による圃場整備 ほか)
4 棚田の維持管理と耕作者の安全(用水路等の維持管理―「線」の維持管理;畦畔法面の除草―「面」の維持管理 ほか)
著者等紹介
木村和弘[キムラカズヒロ]
1946年神奈川県生まれ、1969年信州大学農学部森林工学科卒業、2011年3月信州大学農学部教授を定年退職、信州大学名誉教授。農学博士、農村計画・農業土木学が専門。中山間地域の農地荒廃化対策や棚田の圃場整備技術の開発などの研究に従事。姨捨棚田の名勝や重要文化的景観の保存管理計画の策定、さらに長野県北部地震の栄村震災復興計画策定委員会委員長を務めた。1998年「再区画整理を考慮した傾斜地水田の圃場整備技術の開発」で農業土木学会学術賞、2005年「信州発・棚田考」(ほおずき書籍)で農業土木学会著作賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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