出版社内容情報
●内容紹介(版元ドットコムより)
姿を消しつつある「和船」。本書は、漁業と和船を巡る諸活動とそれに関連した産業、その社会的分業体制、あるいはそこに関わる人々の社会関係を捉える。とくに、造船材料の生産・流通そして、林業と地域漁業との連関性を歴史的に考察する。
●目次(版元ドットコムより)
序 章
第1章 漁業と和船の周辺
はじめに/日本の漁業技術と残り続けた和船の形/漁業と漁船の地域性/和船を巡る経済と技
第2章 和船と森林の関係 -造船材に関連する「技」から見る構造的諸問題-
はじめに/課題へのアプローチについて/小型漁船造船業とその変遷/船体部材ができるまでの過程とその特徴/造船材の流通とその変化
第3章 ブランド造船材「弁甲」の産業システム
はじめに/弁甲材とそれを取り巻く経済を見る視点/弁甲材の需給と流通/生産と流通の担い手の動向/弁甲材の流通を巡る組織/調査を終えて、弁甲材の経済と産業システムを考える
第4章 FRP産業の市場進出と造船所の対応
はじめに/FRP素材への展開過程/中小造船所の対応/漁船の市場特性と中小・大手の市場動向/なぜ、新経済=FRP造船市場が急拡大したのか
終 章
目次
第1章 漁業と和船の周辺(日本の漁業技術と残り続けた和船の形;漁業と漁船の地域性 ほか)
第2章 和船と森林の関係―造船材に関連する「技」から見る構造的諸問題(課題へのアプローチについて;小型漁船造船業とその変遷 ほか)
第3章 ブランド造船材「弁甲」の産業システム(弁甲材とそれを取り巻く経済を見る視点;弁甲材の需給と流通 ほか)
第4章 FRP産業の市場進出と造船所の対応(FRP素材への展開過程;中小造船所の対応―船大工からの脱却 ほか)
著者等紹介
濱田武士[ハマダタケシ]
1969年生まれ、大阪府出身。1993年北海道大学水産学部卒業。1998年日本学術振興会特別研究員。1999年北海道大学大学院博士後期課程修了。2000年水産経営技術研究所研究員。2002年東京水産大学助手。2006年東京海洋大学助教授(後に准教授)。博士(水産学)。専門:漁業経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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