出版社内容情報
●第一回配本(第1巻~第10巻):天保8年正月~同12年4月
東京都立大学付属図書館所蔵の「水野忠邦日記」は、忠邦が西の丸老中に就任した文政11(1828)年11月から二度目に失脚した弘化2(1845)年2月までの老中在任期間194ヶ月にわたり、194冊が現存している。本書はその内、徳川家慶が将軍職を継いだ天保8年から、最後の失脚の弘化2年2月までを収録。原本を新たに撮影し直し、朱筆を「*」で示すなど、鮮明な状態での史料提供を心がけた。第18巻(第二回配本)では、別系統の写本との異同、忠邦と同時期に老中に就いていた真田幸貫の老中日記(国文学研究資料館史料館所蔵)との照合をへた解説を収録した。