セレクション柳人 石田柊馬集

石田柊馬

邑書林（2005/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 114p／高さ 19cm
• 商品コード 9784897095011
• NDC分類 911.46
• Cコード C0092

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[際皮]

現代川柳の書き手、石田柊馬の作品集。現代川柳の現代とは、現代アートという言葉の現代と同じ意味らしい。古川柳の、世俗的共感を超えた、意味以前のものを捉えようとした句が並ぶ。＜水平線ですかナイフの傷ですか＞＜もなかもなかもなか苦しい詩語がある＞＜ドラえもんの青を探しにゆきませんか＞など、詩的に読めるものが多かった。

2022/01/31

[kentaro mori]

川柳よりも川柳論が面白い。川柳における≪共感≫とは何か「≪共感≫性は伝統であった。本格派も革新派もふくめて、常に≪共感≫が、≪共感≫外への思考の抑止力となっていた百年間であったように思われる」●千年もたてばあなたはあかとんぼ●あいまいでいいと豆腐は思ってる●先頭になるのを恐れているもなか●ドラえもんの青を探しにゆきませんか●健やかに肉にくい込めカギカッコ

2018/06/13

[；]

良くも悪くも強引な飛躍が多い。

2018/06/12