内容説明
藤原龍一郎、谷岡亜紀完全プロデュース。第二歌集『若月祭』完全収録、随筆「寂しさのみなもと」他収録。梅内美華子論=谷岡亜紀「自立への希求」、初句索引・略歴を付す。
目次
短歌(『横断歩道』抄;『若月祭』;『火太郎』抄;『夏羽』抄)
散文(苦しむ身体;句歌人物絵;寂しさのみなもと;昏れゆく世紀)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はち
5
病院の待合室で再読その2。出来たら第一歌集も完全に収録して欲しかったなぁ、と思いつつ。2016/06/06
はち
3
吉川宏志さんたちと京大短歌を復活させた梅内さんの作品集。正直第一歌集「横断歩道(ゼブラゾーン)」を一番読みたかったが、全部は入ってないのね。第二歌集、「若月祭」は完全収録。とてもいい歌集。「女には触れさせないという竹刀振りかぶるとき鉄塔になる」「みつばちが君の肉体を飛ぶような半音階を上がるくちづけ」2014/12/24
sa-ki
3
女性歌人の歌には水を詠んだ歌が多いなぁと感じているが、梅内さんの歌もまた水に関連した歌が多かった。波、水、雨、雪、湖、川、プール、温泉など。2014/08/17
すずき
2
第二歌集「若月祭」が唯一の完全収録だったが、どうも前半部分は言葉の運びが息苦しいというか、詰め込みすぎな気がする(後半は好き)。「横断歩道」と「火太郎」、「夏羽」は、それぞれの年代の若々しさや味が出ていただけにそっちも全て読みたかった。2015/07/19
ソントン
1
女性の歌の方が好きかもしれない。友よ静かなキスをしよう海原のとどろき耳につめこみながら。もし君が女であっても抱いたろう プールサイドは糸杉の蔭。2014/08/20
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