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出版社内容情報
懐かしの1964年東京オリンピックを思い出す。1964年東京オリンピックにおいて、メダルを取った選手ばかりでなく、
様々な立場で大会の盛り上げに貢献した101人を取り上げ、その素顔や「その後」にも触れながら、彼らの奮闘ぶりを紹介。
アベベ、ヘーシンク、チャフラフスカ…伝説のオリンピアンをはじめ、組織委員会会長安川第五郎、オリンピック誘致の中心人物、田畑政治、
聖火採火のカッツェリ夫人、金栗四三以来日本伝統のマラソンで銅メダルに輝いた円谷幸吉、東京五輪音頭の三波春夫など多彩な人物を一挙収録。
開会式
団伊玖磨‾「オリンピック序曲」の作曲者でエッセイスト‾ 14
古関裕而‾入場行進曲「オリンピック・マーチ」の作曲者‾ 16
北出清五郎‾開会式の実況アナウンサー‾ 19
安川第五郎‾大会運営の最高責任者‾ 21
アベリー・ブランデージ‾不屈のIOC会長‾ 24
今井光也‾ファンファーレの作曲者‾ 26
東龍太郎‾ホスト役を務めた東京都知事‾ 28
鼓隊員‾沈着冷静な小学生たち‾ 30
坂井義則‾聖火リレーの最終走者‾ 33
小野喬‾選手宣誓を行った日本選手団主将‾ 36
ブルーインパルス‾空に五輪を描いたパイロットたち‾ 38
〈コラム?〉仏映画『シェルブールの雨傘』の上映始まる 41
陸上
ボブ・ヘイズ‾人類初の9秒台を逃した男‾ 43
飯島秀雄‾30年ぶりに現れた日本の名スプリンター‾ 47
佐々木吉蔵‾号砲を極めた名スターター‾ 49
ヘンリー・カー‾「世界一速い車」と謳われた短距離走者‾ 52
森本葵‾日本記録を30年近く保持した中距離ランナー‾ 54
ビリー・ミルズ‾インディアンの血を引く長距離ランナー‾ 56
ラナトゥンゲ・ガルナナンダ‾栄光のラストランナー‾ 59
ナフタリ・テム‾贈り物に癒されたケニアのランナー‾ 60
ガストン・ローランツ‾大酒のみのイケメンランナー‾ 63
ケネズ・マシューズ‾ゴールして夫人と抱き合った英国紳士‾ 65
ワレリー・ブルメル‾“芸術的"ベリーロールで優勝‾ 67
山田宏臣‾日本初の8メートルジャンパー‾ 69
岡崎高之‾お家芸と呼ばれた三段跳びの後継者‾ 73
フレッド・ハンセン‾アメリカの伝統を守った歯科大生‾ 76
アル・オーター‾円盤投げで三連覇、メキシコでも勝ち四連覇‾ 78
菅原武男‾4回転投法の先駆者‾ 80
楊伝広‾敗れたアジアの鉄人‾ 83
〈コラム?〉プロ野球日本シリーズで南海が阪神を破って日本一に 85
ワイオミア・タイアス‾女豹のごとく、しなやかに疾走‾ 87
ベティ・カスバート‾種目を変え、8年ぶりに金メダルを獲得‾ 89
アン・パッカー‾四百の無念を八百で晴らす‾ 91
依田郁子‾独特の精神集中法で入賞を果たしたハードラー‾ 94
ヨランダ・バラシュ‾「またぎ跳び」で堂々の二連覇‾ 97
マリー・ランド‾世界記録で優勝を決めた英国ジャンパー‾ 99
タマラ・プレス‾投擲2種目を制覇したソ連女子のエース‾ 102
エルビイラ・オゾリナ‾敗れて丸坊主になった前回優勝者‾ 104
辛金丹‾直前に帰国した、悲運の世界記録保持者‾ 106
〈コラム?〉ソ連が3人乗り宇宙船、ウォスホート1号を打ち上げ 109
マラソン
アベベ・ビギラ‾「裸足の王様」から「走る哲学者」へ‾ 112
(アベベこぼれ話)
〇レースひと月前に盲腸炎の手術 117
〇アベベは最後尾で競技場を後にしたか 118
〇ヘーシンクと談笑 118
〇はだしの謎 119
〇朝鮮戦争に参加 120
〇5位になったアベベ 120
〇優勝翌日に自転車レースを応援 121
〇失くした指輪 122
ベイジル・ヒートリー‾見事だった「後半の追い上げ」‾ 123
円谷幸吉‾国立競技場に唯一人日の丸を上げた男‾ 126
君原健二‾東京は8位も、メキシコで銀、ミュンヘンで5位‾ 130
寺沢徹‾15位に終わるも、その直後に日本記録を樹立‾ 132
ジム・ホーガン‾30キロまでアベベを追った男‾ 134
〈コラム?〉キング牧師のノーベル平和賞受賞決定 137
水泳
ドン・ショランダー‾「怪童」と呼ばれた名スイマー‾ 139
山中毅‾3大会にわたって日本を沸かせた男‾ 142
福島滋雄‾写真判定で銅メダル逃す‾ 144
佐々木末昭‾世界記録保持者ロイ・サーリを破る‾ 146
福井誠‾「男前」の日本選手団旗手‾ 150
鶴峯治‾20歳から水泳を始めた遅咲きの花‾ 152
門永吉典‾若さで6位入賞をつかみ取った高校生‾ 155
ドン・フレーザー‾オリンピック水泳史上初の三連覇を達成‾ 157
クリスチーヌ・キャロン‾敗れたパリジェンヌ‾ 160
田中聡子‾敬服に値するベテランの粘り‾ 163
木原美知子‾選手からタレントに転身‾ 165
ガリナ・プロズメンシコワ‾ソ連に水泳で初の金メダルをもたらす‾ 167
イングリット・エンゲル・クレーマー‾統一ドイツの旗手に選ばれた飛込み選手‾ 169
〈コラム?〉ソ連のフルシチョフ首相が突如辞任 172
重量挙げ・体操
一ノ関史郎‾最初に日の丸を上げた日本選手‾ 174
三宅義信‾日本に最初の金メダルをもたらした「小さな巨人」‾ 176
レオニード・ジャボチンスキー‾ソ連が生んだ世界一の力持ち‾ 178
遠藤幸雄‾日本待望の体操男子個人総合優勝者‾ 180
山下治広‾「ヤマシタ跳び」の創案者‾ 183
早田卓次‾種目別つり輪を制した期待の新人‾ 185
ベラ・チャフラフスカ‾女子個人総合優勝の「体操の花」‾ 187
ラリサ・ラチニナ‾女子体操界のレジェンド‾ 190
池田敬子‾「ローマの恋人」と呼ばれた日本の女子体操選手‾ 192
〈コラム?〉中国、初めての核実験を実施 194
格闘技
中谷雄英‾日本柔道に最初の金メダルをもたらす‾ 197
岡野功‾中量級を制した「昭和の三四郎」‾ 199
猪熊功‾「神猪時代」の一翼を担った重量級勝者‾ 200
神永昭夫‾日本の悲願を一身に背負ってヘーシンクに挑む‾ 202
ヘーシンク‾柔道を世界に広めた功労者‾ 205
吉田義勝‾レスリング・フリー・フライ級優勝‾ 208
上武洋次郎‾レスリング・フリー・バンタム級優勝‾ 210
渡辺長武‾レスリング・フリー・フェザー級優勝‾ 211
花原勉‾レスリング・グレコローマン・フライ級優勝‾ 213
市口政光‾レスリング・グレコローマン・バンタム級優勝‾ 215
杉山恒治‾東京大会後、プロレスに転向して成功‾ 216
八田一朗‾「八田イズム」で恐れられたカリスマ指導者‾ 218
桜井孝雄‾日本初のボクシング金メダリスト‾ 221
ジョー・フレージャー‾アリの好敵手となるボクシングヘビー級優勝者‾ 223
大川平八郎‾フルーレ団体4位入賞の立役者‾ 225
〈コラム?〉ウィルソン英新首相とビートルズ 229
球技・その他
デットマール・クラマー‾「日本サッカーの父」と呼ばれたドイツ人‾ 231
松平康隆‾「魔女」を乗り越えた男‾ 234
大松博文‾「魔女」を率いた「日本の父」‾ 237
河西昌枝‾身だしなみに気を使った「魔女」のキャプテン‾ 239
ヤン・クルミン‾身長218センチのバスケットボーラー‾ 244
ラール・モヒンダル‾因縁の対決に決着を付けたシューター‾ 247
吉川貴久‾フリーピストルで2大会連続の銅メダル‾ 250
ハロルド皇太子‾ヨット種目に出場したノルウェーの王族‾ 252
井上喜久子‾馬術に出場した日本の紅一点‾ 255
フィレンツェ・テレク‾近代五種個人で優勝の裁判所判事‾ 259
〈コラム?〉「愛と死を見つめて」が大ヒット 262
開会式まで
平沢和重‾IOC委員を動かした名スピーチ‾ 264
田畑政治‾オリンピックを東京に引き寄せたロビイスト‾ 266
大島鎌吉‾金メダル数を予言した日本選手団長‾ 268
亀倉雄策‾シンボルマークとポスターの制作者‾ 271
丹下健三‾世界を驚かせた奇抜な建築デザイン‾ 273
鈴木萬之助‾聖火台をつくった名鋳物師‾ 276
渥美清‾紅白歌合戦に登場した聖火ランナー‾ 277
三波春夫‾東京五輪音頭を大ヒットさせた歌手‾ 279
アレッカ・カッツェリ‾招待された聖火採火のギリシャ人巫女‾ 281
池田隼人‾オリンピックとともに去った首相‾ 284
市川崑‾「記録か、芸術か」で物議を醸した映画監督‾ 286
〈コラム?〉テレビ人形劇「ひょっこりひょうたん島」が子供たちの人気に 290
番外・忘れられない「いだてん」たち
【番外?】ピーター・スネル‾中距離2種目を制したマッチョマン‾ 292
【番外?】モハメド・ガムーディ‾3大会でメダルに輝いた「チュニジアの星」‾ 295
【番外?】ロン・クラーク‾ラストに弱かった世界記録保持者‾ 298
【番外?】マモ・ウォルディ‾アベベの影に隠れた実力者‾ 300
【番外?】アブドン・パミッチ‾雨の中、テープを引きちぎってゴール‾ 302
【番外?】イレナ・キルシェンシュタイン ‾アメリカを撃破したポーランドのリレーメンバー‾ 304
【番外?】イリナ・プレス‾姉譲りのパワーで五種競技に優勝‾ 306
〈コラム 〉グアム島へ旧日本兵の捜索隊派遣 308
はじめに 2
「1964東京オリンピックを盛り上げた101人」関連年表 312
主な参考文献 314
あとがきに代えて 316
著者プロフィール 317
奥付 317
鳥越一朗[トリゴエイチロウ]
著・文・その他
ユニプラン編集部[ユニプランヘンシュウブ]
編集
内容説明
アベベ、ヘーシンク、チャフラフスカ…伝説的オリンピアンをはじめ、組織委員会会長の安川第五郎、聖火採火のカッツェリ夫人、東京五輪音頭の三波春夫など多彩な人物を一挙収録。
目次
閉会式
陸上
マラソン
水泳
重量挙げ・体操
格闘技
球技・その他
開会式まで
番外・忘れられない「いだてん」たち
著者等紹介
鳥越一朗[トリゴエイチロウ]
作家。京都府京都市生まれ。京都府立嵯我野高等学校を経て京都大学農学部卒業。主に京都や歴史を題材にした小説、エッセイ、紀行などを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。