内容説明
地下に眠る、清盛の生きた京都。平安京遷都から約350年、京都は上皇たちが大きな力をふるう院政期であり、それを押し流す武士・平清盛ら平氏の栄華の時代でした。権力の大きさを思わせる上皇・皇族・貴族たちの邸宅、極楽浄土を求めた巨大な寺院やきらびやかな仏像。清盛が推し進めた日宋貿易による中国製陶磁器をはじめ、活発な流通がもたらした国内外の文物。政治史からだけでは分からない、つちの中からよみがえった変革の生々しい痕跡をご覧ください。
目次
院政期の京都
平清盛と平氏の足跡
平安京の変容
白河殿・六勝寺
鳥羽殿
法金剛院
法住寺殿
流通・貿易の発達
生活と祈り