内容説明
老いが人の生き様であるならば、ボケもまた人の生き様のひとつ。痴呆性老人の看護と介護は、人としての尊厳を大切にすることから始まります。数多くの具体的な症例をもとに、“こんな時どうしたらいいのかな”“これでよかったかな”という現場の悩みに迫ります。
目次
こんな時どうしたらいいのか―看護のKnow Howを求めて(「家へ帰る!!」と言われつづけて;昼間は“ぐうぐう”―夜は“ごそごそ”というのも困りもの;まるで戦争中みたい;おむつぎらいな老人たち;お風呂の日は大騒ぎ;「盗った」「盗られた」と言う老人たち;ゴミ箱あさりも困りもの、だが…;「弄便」なんて言わないで;昔のことはよく覚えている;たった今、食事を終えたのに;「息子が帰ってきた」と言うけれど;本当に、そんなお腹がすくの;やる気まんまん、やることばらばら;介護者を変えさせるもの)
ボケた人たちへの看護と介護(老いを知る;老人の特徴;ボケとは何か)