内容説明
聖書の伝えるキリストの生涯をさまざまな美術作品とともにたどりつつ、祈りと芸術が不可分に絡みあった「眼でみる福音書」としてのキリスト教美術の本質を平明に説き語る。西洋美術史の根幹を静かに問い直す名著、待望の新版。
目次
マリヤへのお告げ
マリヤのエリサベト訪問
キリスト降誕
羊飼いへのお告げ
マギの礼拝
神殿への奉献
エジプトへの避難
幼児虐殺
キリストの洗礼
試みられるキリスト〔ほか〕
著者等紹介
柳宗玄[ヤナギムネモト]
1917年生まれ。美術史家。東京大学文学部美学美術史学科卒業。お茶の水女子大学名誉教授。著書に『ロマネスク美術』(学習研究社、毎日出版文化賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒラタ
1
聖書のお話が順番に美術作品とともに解説されていてわかりやすかったです。ボス好きとしては、ボスの作品が66点中3点もとりあげてあるので驚きかつ嬉しかったです。(尚現在ではそのうちの一点はボス作品ではないと判断されてます。) ヴェズレーのタンパンのキリストを「使徒に使命を与えるキリスト」と解されてますが、私は「聖霊降臨」と理解してました どうなのでしょうか。私が読んだのは初版ですが、本の最後に書かれているキリスト教美術の流れでボスとグレコの図の番号が違っていました版が新しいのではなおっているとよいですね。2019/05/10
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