内容説明
よりによってシダにハマったゲッチョ先生、こんどはシダの葉をめくる旅に出た。恐竜の食べもの事情、ハワイのフラ、南島の暮らし…。シダが照らす、人と自然のつながりは意外と濃い!?シダ細密画50点掲載。ワラビとツクシだけじゃないシダ入門。
目次
1章 シダへのまなざし
2章 神々のシダ
3章 移り変わるシダ
4章 ハワイのシダ
5章 恐竜のシダ
6章 シダの「扉」をくぐって
著者等紹介
盛口満[モリグチミツル]
1962年千葉県生まれ。千葉大学理学部生物学科卒業。専攻は植物生態学。自由の森学園中・高等学校の理科教員を経て、2007年より沖縄大学人文学部こども文化学科准教授。珊瑚舎スコーレ夜間中学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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翔亀
42
【沖縄56】ゲッチョ先生のシダの本。沖縄のシダというわけではないが、沖縄に移住してシダに目覚めたということなので、紛れもない沖縄本。私は数週間前から、シダの観察を始めたが同定が著しく困難で(いまだ一つも同定できていない)、断念しかかっているところ。生物屋として名うてのゲッチョ先生も、シダの世界に入る、これを「シダの扉を開ける」と呼んでいるが、それが、なかなかできなかったという。ゲッチョ先生でも同じだったんだと、ホッとすると同時に、やはりそれほど難しいのかと再認識したのであるが、本書は「シタの扉」の↓2022/01/15
ばんだねいっぺい
28
身近でよく見る植物のシダ。クジャクシダ・ホウライシダなど、すこし、優美な形のものもあることを知った。見分けられるようになったら楽しくなりそうだと思った。2019/08/04
えも
18
植物生態学の研究者がシダにはまってしまった! シダと人間の関係を考察しています▼へえっという話題に溢れ、フィールドで考察をしている点が好感度大!▼ですが、沖縄とハワイのシダの話が多く、身近な感じがしなかったのがちょっと残念かな2019/03/23
じゃすみん
4
土筆! 春告げて可愛くて愛されてるのに!イギリスでは役立たず扱いとはorz 所詮食べないと無関心かな(沖縄に生えてないとは知りませんでした)土筆もこごみもぜんまいも好物です。 今や押し花押し葉よりスキャナーとは仰天。2014/10/20
井上岳一
3
シダの扉を開けたら、どんな世界が見えてくるのか。シダは、陸上の生物の中で最も歴史が古いだけに、そこを足がかりにすることで、めくるめくような生命の世界が開けてくる。日本人の自然信仰から、フレイザーの金枝篇まで、多様で豊穣な世界が展開されるのが驚き。凄いグルーブ感のある本です。超おすすめ。2014/06/16
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