出版社内容情報
犬のアデラのまわりでは最近ふしぎなことばかり起こります。お気に入りのくつしたはなぜきえてしまったの?お話としかけが視覚障がいについての理解を助ける絵本です。
内容説明
ひきだしにあるはずの靴下が消えたり、道に迷ったりと、おかしなことばかり続くアデラ。じつは目の病気で視野が狭くなっていたことが原因でした。主人公のアデラの身に起きるできごとを通して、視覚障がいをもつとはどんなことかをわかりやすく伝えるとともに、変化を受けとめるアデラの明るく前向きな姿勢が読者に勇気とさわやかな読後感を与えてくれる、作者の実体験をもとにした物語絵本。チリの絵本ハチドリメダル受賞(IBBYチリ支部が選定)
著者等紹介
エレラ,フロレンシア[エレラ,フロレンシア] [Herrera,Florencia]
1974年チリ、サンティアゴに生まれる。チリ・カトリカ大学で社会学を学んだのち、バルセロナ大学で人類学の博士号取得。現在は、ディエゴ・ポルタレス大学(チリ)社会学部准教授。かなり前から視力を失い始め、暗いところで見えにくくなり、視野が狭まっていった。2003年に網膜色素変性症と診断される。それ以来、視力低下を受け入れ、杖を用い、2016年頃からは盲導犬と一緒に行動している。二人の娘シモーナとフリア、そして盲導犬のオットーとともに幸せにくらしている
オヘダ,ベルナルディータ[オヘダ,ベルナルディータ] [Ojeda,Bernardita]
チリ・カトリカ大学でデザインを学ぶ。アニメのシリーズ「Clarita」「Chanchiperri」「Hostal Morrison」「Petit」の作者、監督。イラストレーターとして教育的なプロジェクトに携わるほか、Amanuta社(チリ)から児童書を多く出版。コンテンツとアニメーションのプロダクションP´ajaroを主宰
あみのまきこ[アミノマキコ]
上智大学、東京外国語大学大学院でスペイン語を学ぶ。現在は語学教師をしながら、スペインやラテンアメリカの児童書・昔話の紹介につとめている
新川恭浩[シンカワヤスヒロ]
日本眼科学会認定眼科専門医。専門分野:網膜硝子体。医療法人社団東京みどり会新宿東口眼科医院院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
なま
timeturner
遠い日