内容説明
ドングリの気持ちで森を見る！食べ尽くそうとする動物との攻防、木と木のあいだの駆け引き、一本一本の木の個性的なふるまいなど、森の営みを象徴する「ドングリ」のすべて。
目次
１章 人はなぜドングリを拾うのか
２章 ドングリとは何か
３章 奥多摩のドングリ
４章 ドングリをめぐる動物たち
５章 タネをまく木々―生き残り戦略
６章 結実変動があるのはなぜか
７章 個性的な木々
８章 駆け引きをする木
９章 ドングリをめぐる複雑な関係性
著者等紹介
森廣信子［モリヒロノブコ］
岡山県生まれ。東京都立大学理学部生物学科卒業。東京農工大学大学院連合農学研究科資源環境学専攻（博士課程）単位取得後退学。専攻は植物生態学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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memoma
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多種多様な植物、動物との相互作用の中でいかにして効率よく繁殖できるか、を追及したひとつの形態であるドングリとその結実変動について書かれた本。途中著者が採取した二次林のドングリのデータが示され、それを見る限り結実変動の周期や同調がわりとわかりやすく表れていた。あとがきで、採ったデータが二次林のものであることを少し悔いるような部分があったが、自然林で取ったら変動要因が多すぎてこうはならなかったように思う。2015/05/16
