内容説明
西欧におけるさまざまな修道会の盛衰をたどりつつ、それぞれの目指す理念が、どのような工夫によって、どのような空間として実現したかを、わかりやすく解き明かす。高度な機能性と深遠な象徴性を兼ね備えた名建築の数々を豊富な図版とともに紹介し、修道院文化の、そしてまた西欧文明の核心を語り尽くした名著。
目次
第1章 修道会戒律と建築計画
第2章 出発点
第3章 ザンクト・ガレンのユートピア
第4章 クリュニー
第5章 シトー会修道院
第6章 カルトゥジオ会修道院
第7章 托鉢修道会の修道院
第8章 修道院国家、修道院都市、修道院城砦
第9章 バロックの貴族修道院
第10章 修道院の世俗化と新しい動向
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ik
1
修道会ごとに成立背景、戒律的秩序に基づく造形原理の変遷が説明されていて流れがよく分かる。現存しないものもプランや再現図が提示されていてイメージがわきやすかった。時代的な変化を追いながら時代的平衡性も追える大変読み応えのある一冊2013/05/26
ぱに
0
ガチ建築だった。仏オラベル独墺伊スイススペポル英アイルランド、このどこかの修道院行くことになったらもう一回読むべし。前読んだ本はイエズス会で終わってたけど、宗教改革とフランス革命で修道院が大きなダメージを受けつつ、復活した流れが書いてあったので新しかった。あとシリアの修道院ねー…。あるんだね、あそこにも修道院が。まだあるのかな…。2015/08/25
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