内容説明
古代エジプト、ギリシア・ローマ時代から、中世・ルネサンス・絶対王政の時代を経て19世紀末まで、悠久の歴史の中で人々が何をどのように食べてきたのかを、ウィットに富んだ文章とそれぞれの時代の画家が描いた食材・厨房・料理・食事風景など美しい図版220点で解き明かす。目で味わう美味なる一書。
目次
1 先史時代、シュメール、古代エジプト
2 古代ギリシア・ローマ
3 暗黒時代
4 インド・中国
5 中世からルネサンス
6 新大陸アメリカ
7 絶対王政から十九世紀
著者等紹介
タナヒル,レイ[タナヒル,レイ][Tannahill,Reay]
1929‐2007。スコットランド出身の歴史家、小説家
栗山節子[クリヤマセツコ]
翻訳家。東京外国語大学卒業。別宮貞徳氏に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
13
先史時代の壁画に描かれた家畜から、19世紀末の印象派の画家が描いた食卓まで、絵画表現で見る食の歴史。メインは食の文化について。その時代時代の食について、多くの文献を引用しながらつらつらと書かれているので、ちと面白みには欠けるかも。それでも、どんな時でも芸術と食は人間のそばにいたという当たり前のことが実感できる一冊でもありました。2018/05/29
karasu
2
中世ではパンが取り皿として使われたことや、人肉がその種類もわかった状態で市場で売られていたことなど、興味深いことがいろいろ書かれていて面白かった。2011/01/10
ユウユウ
1
面白かったけど、ちょっと羅列的で読みにくさがあった。
うさポ
0
幅広く存分に食文化を知れる。 2020/01/17