内容説明
中世最大の異端、カタリ派の南フランスにおける活動の軌跡を、その社会的背景、教義の具体的内容から「アルビジョア十字軍」の顛末にいたるまで、史料を縦横に駆使して陰影豊かに描き出した名著。図版多数。
目次
序章 聖ベルナールの怒り(呪いの町;信仰の掟 ほか)
第1章 南フランスの風雲(南部の国々;吟遊詩人 ほか)
第2章 異端カタリ派(バルカンの遠き祖たち;異端の書 ほか)
第3章 アルビジョア十字軍(アルビジョア派;ローヌ河畔の惨劇 ほか)
第4章 百合の紋章(フランス人との戦い;ミュレの合戦 ほか)
後日譚
著者等紹介
渡邊昌美[ワタナベマサミ]
1930年岡山県に生まれる。1953年東京大学文学部西洋史学科卒業。高知大学教授、中央大学教授をへて、現在、高知大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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