内容説明
なぜ人は花に特別な思いを抱くのだろう?“花を愛でる”とはどのような行為なのか?考古学・人類学・日本史・美術史・文化史など、様々な視点から果敢に挑む。
目次
第1章 先史美術に花はなぜ描かれなかったのか
第2章 六万年前の花に託した心
第3章 花を愛でれば人間か?―人類進化研究に読み込まれた解釈
第4章 古代メソポタミアとエジプトにおける花
第5章 人が花に出会ったとき
第6章 花をまとい、花を贈るということ
第7章 花を詠う、花を描く―文学・美術の中の花
第8章 花を喰らう人びと
第9章 花を育てる、花を観賞する―花を愛でる美意識の歴史
著者等紹介
日高敏隆[ヒダカトシタカ]
総合地球環境学研究所・所長。東京大学理学部動物学科卒。東京農工大学農学部教授、京都大学理学部教授、滋賀県立大学初代学長を経て、2001年、総合地球環境学研究所初代所長に。京都大学名誉教授、滋賀県立大学名誉学長。1982年、日本動物行動学会を設立し、長く会長を務める。主な著書に『チョウはなぜ飛ぶか』(岩波書店、毎日出版文化賞)、『春の数えかた』(新潮社、日本エッセイストクラブ賞)など
白幡洋三郎[シラハタヨウザブロウ]
国際日本文化研究センター・教授。京都大学農学部林学科卒業。京大大学院在学中に西ドイツ・ハノーファー工科大学(当時)に留学。西洋の都市計画史・庭園史を研究。京大農学部助手、国際日本文化研究センター助教授を経て現職。都市文化、とくに目に見える形を持つ文化全般についてヨーロッパと日本・アジアとの比較研究を行っている。庭園や名所の形成、旅行や遊びの創造に花や木がどのようにかかわってきたかを考える「植物文化史」を構想中。主な著書に『プラントハンター』(講談社、毎日出版文化賞・奨励賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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