内容説明
18世紀末から19世紀初めのパリ。フランス激動の時代に、花に魅せられひたすら描き続けたピエール=ジョゼフ・ルドゥテ。最も高名な植物画家の生涯と、魅力あふれるボタニカルアートの世界を、100余点の美しい図版とともに綴る。
目次
第1章 一七五九~八九年
第2章 一七九〇~九八年
第3章 一七九八~一八一四年
第4章 一八一五~二八年
第5章 一八二九~三九年
第6章 一八四〇~一九四三年
著者等紹介
高橋達明[タカハシミチアキ]
1944年、京都生まれ。京都大学文学部卒。フランス文学専攻。京都女子大学文学部教授
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感想・レビュー
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Roy
29
★★★★+ この綿密で正確な薔薇その他花々、うっとりどころか頬すりすりである。よく見掛ける「こすってね!」をこすったらいい匂いがしてくる感覚で、頬こすこすに変更してみたりなんかもしてみる。でも全く意味が無い。だからその機能を付けて欲しいと思った。そして、この画家の貫き通す美学にも惚れた。どんな逆境でも貫く姿勢が美しい。美しいと言えば肖像画のルドゥテの目。この美しい目で美しい薔薇を見て愛でて、美しい絵を描いたんだ。なるほど。2009/08/20
ミーナ
9
大人のぬり絵で有名なルドゥテ。繊細な筆致が昔から好きで。今回展覧会を観に行き、そのまま図書館閲覧室に入りさらに本で堪能。ルドゥテの描いた魚や蛇の絵、肖像画も掲載されていて驚く。はじめて見た油彩画が重厚でとても素敵だった。2015/05/05
pico
7
ここんとこ毎夜、この中を漂ってます。アドレナリン、ヒスタミン、ドーパミンが大量に放出されて軽い失語症におちいってます。原本より小さく手頃で夢枕にはちょうどよいです。2009/03/09
703
1
内容はちんぷんかんぷんでした(すいません…)が、図版がすこぶる素敵だったので読了までがんばった。2015/03/28
にがうり
1
★★★★★