内容説明
住生活の知恵や工夫を後世に伝える貴重な記録。日本人の暮らしと住まいのユニークさに惹かれたモースが、３００余点の図版と共に綴る詳細な観察記録。
目次
第１章 家屋
第２章 家屋の形態
第３章 家屋内部
第４章 家屋内部（つづき）
第５章 入口と入り道
第６章 庭園
第７章 雑事
第８章 古代家屋
第９章 日本本土周辺の家屋
著者等紹介
斎藤正二［サイトウショウジ］
１９２５年東京生まれ。東京大学文学部教育学科卒業。編集者生活数年ののち、同大学旧制大学院満期退学。教育学博士。現在、創価大学名誉教授
藤本周一［フジモトシュウイチ］
１９３２年大阪・堺市生まれ。関西大学大学院修了。文学修士。現在、大阪経済大学人間科学部教授
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感想・レビュー
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本の蟲
9
大森貝塚を発見した「お雇い外国人」であり、誤解されがちな日本人とその文化を正しく欧米に紹介しようと努めたモース。本書は滞在記である「日本その日その日」に先駆けて出版された、明治日本の一般家屋についての民俗学的資料本。モースの専門は生物学なのだが、相変わらずの観察眼でその内容は驚くほど詳しい。一、二章だけ見てみても、都市や村落の外見から家屋の概観。用材、大工道具に使用法、家屋の全体構造に組み立て方、筋かい、天井、壁、あらゆる種類の屋根とその葺き方、それら全てが完成図ではなく段階ごとにスケッチされていて、（続2021/10/18
三月
0
素晴らしい資料です。2015/07/10
timeturner
0
ここに書かれている日本の住まいと町村の風景の美しいこと2011/01/29
