内容説明
三権分立も、近代的「国家」も知らなかった時代、政権はいかに運営され、人びとの暮らしにどのような影を投げかけていたのだろう?―国制史と日常史を切り結ぶ画期的論考。
目次
第1章 欠如と差異(軍事力の独占はまだない―中世社会における争いの解決;三権分立はまだない―中世の支配秩序における裁判所の役割;国家はまだない―中世における政治の基礎をなす「功績と報酬」「助言と調停」のシステム)
第2章 特徴と機能(協議と合意―政治上の意思形成と決定のプロセス;支配権と公の場―公的なコミュニケーションの形式と機能;支配権の正統性―正しい支配権行使に関する中世的観念;支配権の危機―何が中世の秩序を揺るがせたか)
第3章 変化の予兆(中世都市の支配権;近代以前の近代的な支配形態―ブルゴーニュ公国を例に(ヘルマン・カンプ執筆))
著者等紹介
アルトホフ,ゲルト[アルトホフ,ゲルト][Althoff,Gerd]
1943年生まれ。ドイツの中世史家。ギーセン大学、ボン大学教授を経て、現在、ミュンスター大学教授、および同大学初期中世研究所所長
柳井尚子[ヤナイナオコ]
1946年、愛媛県に生まれる。1971年、東京都立大学大学院修士課程(独語・独文学専攻)修了。現在、国際基督教大学専任講師(課程助教授)
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