内容説明
種子という形の遺伝資源。その質と量の世界的貧困と悪化の現象はいかなる経緯によって生じたのか?それをとりまく各種団体の動向は果たして人類の食糧確保にプラスの効果をあげてきただろうか?「種子は人類共有の財産であり、私物ではない」という著者からのメッセージが我々の胸に深く突き刺さる。
目次
種子の現状(遺伝子の「富める国」と「貧しい国」;遺伝的侵食;遺伝子保存)
種子革命(緑の革命;種子革命;新たな種子業者)
品種規制法(品種規制法の意味;企業育種の偏向性;企業経験からの教訓)
遺伝資源とその探索