内容説明
長いスカートと日傘で鎧い、１９世紀末の大英帝国から海の彼方へ飛び立ったレディたち。その多くは、もはや若くもなく健康でもなかったが、人生の後半に「本当の自分」を冒険旅行の中に見いだした。彼女たちを旅へと駆り立てたものは何か？七人七様の願いをこめて、自分探しの旅が始まる―。
目次
第１部 「会員の条件」
第２部 世界を駆ける（イザベラ・バード・ビショップ；マリアンヌ・ノース）
第３部 女性闘士（ファニー・バロック・ワークマン；メイ・フレンチ・シェルドン）
第４部 神に仕える（アニー・テイラー；ケート・マーズデン）
第５部 海の冒険者（メアリ・キングズリ）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gokuu
1
世界を自在に歩いたヴィクトリア時代の教養あるレディたち。立派な淑女ばかりかと思ったら訳ありだったり癖があったり、ともかく猛者揃い。女余りの時代のレディたちの破天荒っぷりがいい。そして女性が旅に求めるものが、今も昔もほとんど変わってないことに驚く。これはまたどこか別のところで書こう。2013/03/11
