出版社内容情報
これまで紹介されることが少なかったロマネスクの聖堂建築とそれを飾る彫刻・絵画などの魅力を詳細に解説。
内容説明
自然と人が織りなす総合芸術!近代スポットを浴び、日本でも人気が高まりつつあるロマネスク美術。これまで紹介されることが少なかった中世の聖堂建築とそれを飾る彫刻・絵画などの魅力を、約180点の写真とともに詳細かつ平易に解説。
目次
1 ロマネスク美術とは
2 ロマネスクへの道―聖堂建築の場合
3 「神の国」の実現―ロマネスク聖堂建築
4 天国への門―ロマネスク聖堂扉口彫刻
5 ロマネスク扉口彫刻(タンパン)の図像学
6 ロマネスク彫刻の形態原理―聖堂建築が提案する「枠組」
7 ロマネスク聖堂壁画の問題
8 「聖母子」彫刻と「黒い聖母」の謎
9 ロマネスクの唐草文様
10 異教美術の遺産
11 ロマネスクからゴシックへ―サン・ドニ修道院長シュジェールと新しい美意識
著者等紹介
馬杉宗夫[ウマスギムネオ]
1942年広島県生まれ。1967年、東京芸術大学芸術学科修士課程修了。1974年、パリ大学付属考古学研究所博士課程修了。現在、武蔵野美術大学教授。主な著書に『ロマネスクの旅』(日本経済新聞社)、『スペインの光と影』(日本経済新聞社)、『世界の聖域15・シャルトルの大聖堂』(講談社)(共著)、『大聖堂のコスモロジー』(講談社現代新書)、『黒い聖母と悪魔の謎』(講談社現代新書)、『シャルトル大聖堂』(八坂書房)など
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感想・レビュー
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- 和書
- 信毎年鑑 1995