出版社内容情報
水はカエルの生命維持と繁殖に欠かせない。だが、灼熱の太陽が照りつける乾燥した砂漠でも、海の近くの飲めない塩水の中でも、南極大陸を除くほとんどの地域でカエルたちは暮らしている。
彼らは生命線である水をどのように手に入れるのだろうか?
厳しい環境に耐えながら生きる、世界の様々なカエルたちのからだの秘密と驚きの行動を、最新研究を踏まえて大公開!
内容説明
水はカエルの生命維持と繁殖に欠かせない。だが、灼熱の太陽が照りつける乾燥した砂漠でも、海の近くの飲めない塩水の中でも、南極大陸を除くほとんどの地域でカエルたちは暮らしている。彼らは生命線である水をどのように手に入れるのだろうか?厳しい環境に耐えながら生きる、世界の様々なカエルたちのからだの秘密と驚きの行動を、最新研究を踏まえて大公開!
目次
第1章 こんなところにもカエルがいる
第2章 暑さと乾燥からからだを守る
第3章 水を身近で手に入れる
第4章 カエルの皮膚の秘密
第5章 自分の体内に水を貯える
第6章 水を探す
第7章 飲めない水でも我慢する
第8章 オタマジャクシが直面する危機
第9章 卵は池に産み落とされるとは限らない
第10章 水が豊富でも苦労する
第11章 少ない水の中で大事に育てる
第12章 オタマジャクシにならなければもっと安全
著者等紹介
長井孝紀[ナガイタカトシ]
1950年岐阜県に生まれる。2016年慶應義塾大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
minochan
5
進化の末に水不足との戦いを選んでしまったカエルたち。ヒトとはまったく異なる身体機能を持つ。一番驚いたのは、全カエルが膀胱を貯水タンクとして利用しているのだということ。あと、水は腹部の皮膚から吸収して口からは一切とらないらしい。これはアクアポリン(水専用のチャネル)が腹部に集中しているという、分子生物学的な知見でも裏付けられている。また一部の種では、背中の皮膚が日光に応答して反射板を形成し、体内の水分蒸発を防ぐといった巧妙な適応も見られる。カエルが他の生物とは全く異なる論理で世界を生きていると感じさせる。2025/07/07
takao
2
ふむ2024/10/27
KKKK
1
巣というか池作る⁉︎2024/08/29
itsuho
1
おもしろかった2024/07/15