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内容説明
アンソール自身の言葉で綴る生涯と作品。19世紀後半~20世紀前半、表現主義やシュルレアリスムの先駆ともされ、近代ベルギーを代表する画家の一人であるアンソールは、グロテスクな仮面と骸骨の画家として知られる。画家が残した文章や手紙から、一度見たら忘れられない不気味な仮面と骸骨の謎に迫る“オリジナル画文集”。
目次
1860‐84 早熟の天才
1885‐93 グロテスクの誕生
1894‐1949 名声を得て
著者等紹介
藤田尊潮[フジタソンチョウ]
1958年生まれ。早稲田大学大学院博士課程満期退学。パリ第4大学DEA取得。現在、武蔵野美術大学教授。専門は20世紀フランス文学、フランソワ・モーリアック、サン=テグジュペリなど
内野貴洋[ウチノタカヒロ]
1991年生まれ。武蔵野美術大学大学院修士課程修了。専門は油絵、古典絵画技法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夏
18
ジェームズ・アンソールという芸術家を、この本を手に取ったことで初めて知った。絵がとっても個性的。仮面や骸骨の出てくる作品はどこか不気味。でも色彩が明るいから、明るさと不気味さのアンバランスさが魅力的に写る。お気に入りの絵は『海浜の脱衣小屋』。仮面も骸骨も出てこない、アンソールの初期の作品。青空の下、浜辺にぽつんと佇む脱衣小屋。青空と海と水平線と脱衣小屋。すべてが綺麗で、まるで潮の香りが感じられるよう。アントワープの美術館所蔵だそうなので、いつか実物を見に行きたい。★★★★☆2023/08/03
kaz
1
画集等で観たことのある作品もあるという程度。不思議な印象のある画家。図書館の内容紹介は『19世紀後半~20世紀前半、表現主義やシュルレアリスムの先駆ともされ、近代ベルギーを代表する画家アンソール。画家が残した文章から、一度見たら忘れられない不気味な仮面と骸骨の絵の謎に迫る画文集』。 2022/06/01