内容説明
砂漠や熱帯雨林、山岳地帯や海辺など、世界各地の神話伝説には語られた土地の風土が反映されていることが多い。日本・中国・ギリシア・エジプト・インド・ケルト・聖書からアボリジニの神話までを渉猟し、「風土」をキーワードに読み解く、風景の神話学!!動物・植物・鳥類・昆虫・魚類に続き、比較神話学の第一人者が積年の研究の圧倒的な蓄積を基に綴る第六弾!!参考図版140点余。
目次
1 神話と風土(日本神話;ギリシア神話;エジプト神話;インド神話;中国神話;ケルト神話;西ヨーロッパの神話;東ヨーロッパの神話;東南アジア他の神話;南北アメリカの神話;アフリカ、オセアニアの神話)
2 神話の風景(海辺の風景;白い猪と白鳥;彼岸の風景;山と聖地;邪神と海神小童)
3 神話と風土的思考(常世の国;神々の怒り;罪と罰;隠れた神・現す神;英雄とトリックスター;曼荼羅の世界)
著者等紹介
篠田知和基[シノダチワキ]
1943年東京生まれ。パリ第8大学文学博士。名古屋大学教授ほかを歴任。比較神話学研究組織GRMC主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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