内容説明
日本酒は蒸した米粒にカビを生やし、それを発酵させて造る。この独特の酒造りは、どのようにして生まれてきたか?口噛み酒や、神社に残る御神酒など、古代の酒造りを実際に試しながら、日本酒の起源を探る!
目次
第1章 日本民族の成立と稲作の渡来
第2章 古代の神酒
第3章 琉球弧と神酒
第4章 しとぎと神酒
第5章 蘖と餅麹
第6章 餅麹による麹酒づくり
第7章 世界各地のカビ酒とその起源
おわりに 日本民族の成立と稲作の渡来
著者等紹介
上田誠之助[ウエダセイノスケ]
1921年生まれ。九州帝国大学農学部農芸化学科卒。1967年から九州大学農学部教授を務め、1985年退官。九州大学名誉教授。同年から熊本工業大学教授を務め、1998年退任。熊本工業大学名誉教授。2011年没。専門は応用微生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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正親町三条ペペ
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発酵、醸造はその技術力の高さゆえ、神に近づく道だったのか。神に近づいているが故、造酒は権力を得、または金力を得たのだろう。2022/12/24
urigaya
0
ワインを勉強していた者にとって、日本酒は?と思わずにはいられないことは、うすうす感じていた。この本に出会い、その奥深さは、ワインを超えていることを実感している。科学的に実証、検証しながら、日本酒の起源をこれほどまでに分かりやすく解説してくれている本はなかったと思う。まさに、これから日本酒を学ぶ私にとっては、バイブルになりそうな一冊。2022/05/20
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