鐘の本―ヨーロッパの音と祈りの民俗誌

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  • サイズ B6判/ページ数 454p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896942613
  • NDC分類 382.3
  • Cコード C0039

内容説明

鐘の音が鳴りひびき降りそそぐ時代へ!なつかしい響きに秘められた、人びとの絆のあかし、美しい物語の数々―。中世以来、つねに鐘の音とともにあった日常の一齣一齣、その具体的な実像から、鐘鋳造をめぐる奇蹟譚や沈鐘伝説などの民間伝承にいたるまで、“古きよきヨーロッパ”の象徴というべき“鐘”文化の諸相を描き尽くした、ドイツ民俗学の古典的名著。図版多数。

目次

1 鐘の素材と鋳造をめぐって
2 鐘の奉献
3 鐘の名前
4 聖なる鐘、人に寄り添う鐘
5 魔除けの鐘
6 豊饒と健康をもたらす鐘
7 教会に仕える鐘
8 鐘と家族
9 市民生活と鐘
10 鐘は語る―響きの「聞きなし」
11 慣用句のなかの鐘
12 鐘の伝説をめぐって

著者等紹介

ザルトーリ,パウル[ザルトーリ,パウル] [Sartori,Paul]
1857‐1936。ドイツの民俗学者。北ドイツ、ドルトムント市のギムナジウムに教師として奉職、1902年に同校の教授となる。翌1903年には、ラインラント・ヴェストファーレン地方の民俗学協会(Verein f¨ur rheinische und westf¨alische Volkskunde)の設立に参加、包括的な民俗調査や機関誌への執筆など、学界を牽引する顕学として精力的に活動を続けた。1927年にはミュンスター大学より名誉博士号を授けられている

吉田孝夫[ヨシダタカオ]
1968年鳥取県生まれ。奈良女子大学文学部教授。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了(ドイツ語学ドイツ文学専修)。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

timeturner

6
第一次大戦中に軍事目的で鐘が徴用された際にドイツ全土から集めた鐘にまつわる習俗、伝説、民間信仰、言語的慣用をまとめた本。資料的価値は高いが読み物としてはそれほど面白くない。訳者による「西欧における鐘の文化略史」で概要はつかめる。2019/05/30

ミムロ犬

2
住民によって擬人化された鐘たちの夥しい数のエピソード。鐘の生成や奪い合いあたりは楽しいが、やがて鐘が奏でる歌(歌詞)の話の段になるともはや誰得状態で茫然と頁を繰ることもしばしば。まあしかし、そういう塵芥のなかで笑えるものを見つけるのが中世民俗本を読む正しい読み方だよな、と久々にこういった毛色の本を読んで思う。実際、ソラマメだのベーコンだのと連呼する声を鐘に聞く人びとのエピソードに辿り着いたときはこれは良い本だと確信した。2019/07/05

ろばみみ

0
1932年の名著復刻。第一次世界大戦で多くの鐘が供出されることを嘆いた著者が、ドイツ各地の教会の鐘とその近隣の人々との生活の絆を記録した民俗資料。情報は大量に見えて分かりやすい章立てと訳文で最後まで読み通せた。教会の音楽がオルガンと鐘しかなかった時代に、鐘がどれほど人々の友であり、生活の基盤として身近にあったかを噛みしめた。村の鐘を愛し、「教会の鐘を材料として造った大砲は誰も負傷させないし殺さない」と信じた人々がナチス前夜のドイツにいたことに深く考えさせられる。2020/06/10

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