内容説明
農村で、街角で、工房で、書斎で、鉱山で…中近世の人びとが労働に精を出す姿を求めて、同時代の図像資料を丹念に収集。世界遺産の鉱山クトナー・ホラ等の貴重な図像資料多数を含み、英独仏各国語に翻訳紹介された、チェコの中世史家による古典的労作。図版250点余。
目次
序 古い図像資料にみる労働のモチーフ
第1章 農と牧(耕作;馬鍬 ほか)
第2章 職と商(衣服と皮革;食料加工 ほか)
第3章 学と芸(写字生と写本彩飾師;学問と印刷術 ほか)
第4章 鉱と工(鉱山と鉱夫;製錬 ほか)
著者等紹介
フサ,ヴァーツラフ[フサ,ヴァーツラフ] [Husa,V´aclav]
1906‐65。チェコの中世史家。カレル大学(プラハ)で学び、パリとランスに留学。戦後、いくつかの文書館で勤務したのち、カレル大学哲学部歴史学部門に着任。マルクス主義歴史学の代表者として、チェコスロヴァキアの史学を牽引した。美術史にも造詣が深い
藤井真生[フジイマサオ]
1973年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。博士(文学)。秀明大学学校教師学部を経て、静岡大学学術院人文社会科学領域教授。専攻は中世チェコ史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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