内容説明
パリにとって特別な年、1900年。20世紀の幕開けとなる万国博覧会が開かれ街は活気に満ちていた。万博会場のイルミネーション、モードを纏ったパリジェンヌ、夜の劇場とダンスホール、カフェやキャバレーに集う芸術家たち、街角に貼られた宣伝ポスター、華やかな社交場…。「美しき時代」と呼ばれる世界を魅了したスペクタクルな芸術都市パリを彩る文化とアートシーンを、同時代気鋭のジャーナリストがクールな視点で読み解き、370点の絵画、写真、ポスターで再現する大パノラマ!
著者等紹介
フェルス,フロラン[フェルス,フロラン] [Fels,Florent]
1891‐1977。パリ生まれのジャーナリスト、美術批評家。同時代の17人へのインタビュー集『パリの画家、1924』(邦訳:八坂書房)をはじめ、多数の著作がある
藤田尊潮[フジタソンチョウ]
1958年生まれ。早稲田大学大学院博士課程満期退学。パリ第4大学DEA取得。現在、武蔵野美術大学教授。専門は20世紀フランス文学、フランソワ・モーリアック、サン=テグジュペリなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaz
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パリ万国博覧会、絵画、文学、音楽、社会、風俗を軸に、19世紀末のパリを描写したもの。もう少しカラー図版が多ければありがたかったが、ポスター、絵画、写真といったビジュアル資料が楽しい。確かに、イヴェット・ギルベール、サラ・ベルナール、レジャンヌといった女優は華やかで神秘的。また、この時代のパリの絵画と言えば、つい印象派のウェイトを重くとらえがちだったが、サロンの画家たちの存在も忘れるわけにはいかない。 2017/03/21
ようへい
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セザンヌとかモデリィアーニとかオシャレ感を味わいました。2017/03/09