内容説明
ネパールとインド両国の文化に精通した著者が、人びとの信仰の対象であり、仏教やヒンドゥー教の神々の祈りに捧げられるインドボダイジュ、サラノキ、ムユウジュ、ウコンなど114種の植物をとりあげ、その神話・伝説と薬効を詳述。
目次
第1章 崇拝のバックグラウンド
第2章 植物と俗信
第3章 聖なる植物の薬効(如意樹―天国に生える木;インドヤコウボク(ヨルソケイ)―サティヤバーマーの嫉妬
ソーマ―人を酔わす力
ジュズボダイジュの仲間―行者の首飾り
カミメボウキ―ラクシュミーの化身
ハス―宇宙の扉
インドボダイジュ―主要三神の住家
ベンガルボダイジュ(バンヤンジュ)―瞑想を誘う大木
ベルノキ―木の実の花婿
マンゴー―神聖なる果実の王者 ほか)
著者等紹介
マジュプリア,トリローク・チャンドラ[マジュプリア,トリロークチャンドラ] [Majupuria,Trilok Chandra]
インド生まれのネパール人。ネパール、トリブバン大学動物学教授。理学博士。ロンドンのリンネ学会会員。ネパールあるいは類似の文化圏であるインドの自然や文化に深い造詣をもつ知識人として、世界的に活躍している
西岡直樹[ニシオカナオキ]
1946年、宮城県生まれ。宇都宮大学農学部卒業後、1973‐78年にインド西ベンガル州のシャンティニケトン大学、コルカタのジャドブプル大学でベンガル語を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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