内容説明
日本の食文化を支える代表的な野菜100余種を取り上げ、その起源、伝播、日本への渡来、栽培、品種、食味等から再考。さらに、奈良・平安時代に利用され、現在はほとんど栽培されていない古典野菜28種について、特徴や栽培、利用法などを詳述する。新品種育成の陰に滅びゆく野菜を悼み、野菜に秘められた文化財的意義を問い直す、著者渾身の野菜文化論の集大成!資料価値のある図版多数掲載。
目次
1 野菜と文化(文化財としての野菜;作物の起源;野菜の伝播―日本への渡来 ほか)
2 果菜類(ナス;トマト;トウガラシ、ピーマン ほか)
3 葉菜類(ツケナ;ハクサイ;カラシナ ほか)
4 根菜類(ダイコン;カブ;ニンジン ほか)
5 古典野菜(蕨―ワラビ;蒋、薦―マコモ、菰、〓(こも)白、〓(こも)荀
水葱―ナギ、コナギとミズアオイ ほか)
著者等紹介
青葉高[アオバタカシ]
1916年埼玉県生まれ。1937年千葉高等園芸学校卒業。1964年山形大学農学部教授。1976年千葉大学園芸学部教授。1982年退官。1989年勲三等旭日中綬章受章。農学博士。専攻は蔬菜園芸学。1999年1月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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