ジビエを食べれば「害獣」は減るのか―野生動物問題を解くヒント

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ジビエを食べれば「害獣」は減るのか―野生動物問題を解くヒント

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896941562
  • NDC分類 481.7
  • Cコード C0045

内容説明

増えすぎた野生動物を食べて減らす?!全国的に増えすぎたシカやイノシシをどうするか。昔はジビエとして食べられていたサルもまたしかり…。野生動物をめぐる悩ましい問題の“肝”に迫る!動物研究50年の集大成。

目次

1部 陸の獣たち(どうやって野生動物の被害を防ぐか;ニホンザルの生態と保全;憧れのユーラシアへ)
2部 海の獣たち―鰭脚類の生活と保全(オットセイの回遊調査;漁業被害とは何だろう―ゼニガタアザラシから考える;繁殖場のオットセイ;トドの生活)

著者等紹介

和田一雄[ワダカズオ]
1932年北海道生まれ。野生動物管理学。北海道大学獣医学部卒業。京都大学理学研究科博士課程単位取得退学。京都大学理学博士。京都大学霊長類研究所(1970‐1990年)、東京農工大学(1990‐1996年)で霊長類や鰭脚類の研究に携わる。元野生生物保護学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sakie

24
日本が誇る京大霊長研に在籍した研究者の著書である。つまりサルがご専門で、サルの話が続く。あれれ、6割がサル、3割がオットセイ・トドの話で、野生生物には違いないが、ジビエと聞いて思い浮かべる動物ではないぞ。森林開発や観光施設、動物保護、乱獲などによって国内外の生息環境が攪乱された事例が詳細に続く。各地の対策事業に関わってこられたとのことだ。結論としては、人間が最高位捕食者として野生動物の適正な生息数をコントロールできないのなら、オオカミを国内に復活させてその役割を担ってもらうしかない。である。なんと。2021/05/25

壱萬弐仟縁

11
伊那市では鹿肉カレーを提供したりしている。茅野市の藤木シェフも料理を開発。南アルプスでの対策は、サル、シカなど(32頁~)。野生動物管理学。この管理学には僕は抵抗感がある。自然を管理できるのは傲慢に思える。原発の人工物すら管理できないのだから。それでも、人間に危害を加える動物との処し方を考えるのは必要だろう。ニホンザル社会は、二重同心円構造から成る(71頁)。長野冬季五輪でもスキー場とサルとの共存が問われた問題がある。野猿公苑は外国人観光客に人気だが、野良猫に餌付けしている我が家も責任をもって管理せねば。2013/09/18

takao

1
野生動物の研究者が書いた、まじめな本。サル、シカ、イノシシ ハンターが減少している。2018/10/11

Tomoki

1
本来であれば、人間と動物の境界線などないはずである。だが、人が経済的生活を営む上で野生動物は時として金銭的損害を与えてしまう。人間が一動物として獲物をとるだけであれば生態系の頂点に立つ人間にとって野生動物など取るに足らないものであろうが…人間ってつくづく特殊な動物だと思う。筆者の研究を臨場感あふれる文体で追い、調査の場にいるような感覚になれて楽しかった。2016/10/14

Tatsuhito Matsuzaki

0
陸でも海でも「害獣」と呼ばれる野生生物の被害が激化しています。 本書での主張は、生物界の食物連鎖を含む生物群集の機能を正常に戻すこと。 そのため、猪肉・鹿肉の流通管理制度化、ニホンザルの保全と生命倫理、オオカミの復活、海獣をエコツーリズムに生かす... etc. の提案をしています。 国内外の害獣と呼ばれる野生生物の調査研究を仕事にしている著者は、現実的な問題解決にはたどり着いていませんが、野生生物と人間の生産活動の調整に資するような革新的な研究成果を期待したいです。2016/03/21

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