内容説明
日本人はなぜ伊勢参りをするのか。宮本常一が中心となり、伊勢信仰関係の資料を蒐集、整理、解読、検討し、それをまとめた「伊勢神宮の歴史」「伊勢講の変遷」「伊勢参宮の変遷」に、未発表の「伊勢信仰の話」を新たに加え、民衆と伊勢信仰の実相を究明する。
目次
1 伊勢神宮の歴史(伊勢に祀られるまで;伊勢神宮と皇室;私幣のおこり;御師と檀那)
2 伊勢信仰と伊勢講(民族国家の成立;伊勢信仰の普及;一結衆;遊行宗教者;檀家と講;講と若者の旅;伊勢講の記録;伊勢信仰の行方)
3 伊勢参宮(参宮の歴史;おかげまいり;参宮の風俗;古市のはなし)
4 伊勢信仰の話(御蔭参;伊勢信仰の民間における発達;伊勢講;出立と坂迎え)
著者等紹介
宮本常一[ミヤモトツネイチ]
1907年、山口県周防大島生まれ。大阪府立天王寺師範学校専攻科地理学専攻卒業。民俗学者。日本観光文化研究所所長、武蔵野美術大学教授、日本常民文化研究所理事などを務める。1981年没。同年勲三等瑞宝章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ginger
1
伊勢に参った記念に読んでみた。想像していたよりも内容が深く、読み応えのある本だった。伊勢神宮と人々のつながりの歴史を通して、日本人とは何かを考える本。「旅をする」「連帯」この二つが伊勢参宮のキーワードとなっており、それによって日本という国が形成されてきた。特に日本中を旅する「御師」の存在は、網野さんの神人の働きとつながる。そして、人間が一人では生きていけないということを歴史を通じて少し理解できた2015/06/06
草津仁秋斗
0
伊勢神宮の歴史から、伊勢参宮の歴史的変遷、更には信仰の歴史まで、伊勢信仰についてたっぷりと書かれた本。2014/05/31
katashin86
0
増補改訂となる前の昭和46年KNT版を古本で購入し、コロナ禍のなか初詣の代わりに正月読書。神格としての天照大神の成り立ち、さらには御師に導かれた近世社会でのお伊勢参りなど、いまいまの伊勢参宮では見失われてしまったようなテーマが主軸で、発見も多い1冊。2021/01/04
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