内容説明
ギリシャの女神ヴィーナスの薔薇は、いかにして聖母マリアの花になったのか?古代より人々は樹木を崇拝し、身近な草花を神に捧げて礼拝していた。異教の地にキリスト教がもたらされた時、聖なる草木は聖人たちを彩るものへと役目を代えた…。受難の花(トケイソウ)、聖母の涙(スズラン)、聖ヨセフの杖(キョウチクトウ)、天使の植物(アンゼリカ)など、78聖人と160種の植物を取り上げ、聖人と花にまつわる奇跡の物語を綴る。―聖人と花の名画、植物の小図鑑など、図版多数。
目次
第1章 宗教と花
第2章 主イエス・キリストの花
第3章 聖人の背景
第4章 聖母マリアの花
第5章 聖人とそのエンブレム
第6章 オランダの祝歌
第7章 庭師の聖人
第8章 イギリスの昔の花暦
第9章 春の聖人
第10章 夏の聖人
第11章 秋の聖人
第12章 冬の聖人
第13章 死後の聖人
第14章 ノーズゲイ
著者等紹介
テイラー,グラディス[テイラー,グラディス][Taylor,Gladys]
1886‐?イギリスの著述家
栗山節子[クリヤマセツコ]
翻訳家、東京外国語大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
32
タイトルがキャッチーだったけれど、いまひとつ花と聖人が結び付かなかった。聖人のことを知らなさすぎているからか、お花に詳しくないからか。カトリックの信者さんなら、ピンとくるのだろうか。今度、神父様に質問してみようっと。一番後ろのページに、お花や木の写真があるとは知らず、分かりづらいと思ってしまった。見比べながら読んだら違ったかな。2017/01/15
鳩羽
6
横書き。カラーの図版が多数、植物の索引や写真もたくさんで嬉しい本。2013/05/27
knoriko
0
タイトルズバリ。聖人と、それに結びつけられた植物の話。そこまで面白いエピソードがなくて残念。巻末に植物のカラー写真があるのはよかった。2015/12/11