内容説明
『ゴッドファーザー』から『ギャング・オブ・ニューヨーク』まで描かれた暴力、宗教、差別、多民族…マフィアで読み解くもう一つのアメリカ。
目次
第1章 ゴッドファーザーの誕生
第2章 アル・カポネと『アンタッチャブル』
第3章 ラッキー・ルチアーノとコーサ・ノストラ
第4章 破られた「沈黙の掟」
第5章 アイリッシュ・マフィアと移民の歌
第6章 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アウトロー
著者等紹介
山田吐論[ヤマダトロン]
神奈川県茅ヶ崎市出身。編プロ、出版社勤務、編プロ経営を経て01年末より執筆開始。小説、評論、映画脚本、ゲームシナリオ、編集等、多岐に亘って活動。責任編集雑誌書籍は200冊超。04年末から赤報隊をテーマに幕末小説の連載も『~BULL』でスタートする
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TCD NOK
5
映画の紹介だけでなく、登場人物のモデルとなった実際のギャングスターや所属グループ、抗争、そして死に様までも紹介している。20世紀初頭、食い詰めたイタリア人やアイルランド人が新大陸アメリカに渡り、どうやってギャングコミュニティを作り、どう娯楽業会やハリウッド、そしてアメリカ政府に食い込んでいったのか。興味深い内容に映画も沢山紹介されていたので、みてみたい。2019/09/02
sasha
2
「あれ?どっかで読んだぞ」と思ったら、巻末に掲載されている参考文献の半分以上が我が家の本棚にあった。マフィア映画と、モデルとなったマフィアたちや映画のエピソードを交えたマフィア映画副読本というところか。フランク・シナトラの話が特に面白かった。なんとアウトローな「ザ・ヴォイス」。シナトラの評伝が読みたくなった。2013/06/19
ヒライヌス
1
19世紀ニューヨークの世紀末っぷりと言ったらない2009/02/18