内容説明
結成10周年!怖いもの知らずの映画漫才コンビが追放覚悟で3年分の映画を斬って斬って斬りまくる。
目次
2002(笑えないソダーバーグ版『オーシャンズ11』に、ゴダール泣く!;アカデミー賞作品に歴史に残るものナシ!―『ビューティフル・マインド』;ウィル・スミスはエゴだけグレート!―『ローラーボール』『アリ』 ほか)
2003(豪華な映画館もさびれた場末の映画館も同じ料金!独占禁止法違反じゃないの、日本の映画料金!;2002年度のアカデミー賞の流行は「ヨゴレ」女優と「ロリコン」監督!?;アメリカはなんでも原爆でカタつけるのか?-『ザ・コア』 ほか)
2004(『ミスティック・リバー』『マスター・アンド・コマンダー』―世界からアニキが消えていく;『ロスト・イン・トランスレーション』―コッポラ家にとってアジア人は猿か?;『CASSHERN』『イノセンス』―キャシャーンがやらねば誰がやる!?『ブレラン』ごっこは禁止! ほか)
著者等紹介
町山智浩[マチヤマトモヒロ]
映画評論家、編集者。1962年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。宝島社にて『おたくの本』『裸の自衛隊』『いまどきの神サマ』『映画宝島』などを企画編集。洋泉社にて『映画秘宝』を創刊。97年よりカリフォルニア、ニューヨーク、コロラドとアメリカ各地を移り住む。現在サンフランシスコ郊外に在住
柳下毅一郎[ヤナシタキイチロウ]
特殊翻訳家。1963年大阪生まれ。東京大学工学部卒
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感想・レビュー
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roku7777
3
なぜ1を読まずに2を読むか……。実に二人の掛け合いが面白いんだけどよく読んでみると町山御大と柳下の雄映画は実に正反対なのがわかる。町山はどちらかというと「こちら側」なんだよ。純粋に「いい映画」が読みたいの。でも柳下はほんとに「向こう側」の人なんだ。だからそこから面白さを拾うって感じになるんだよね。僕はどちらかと言えば町地山の純粋な感性のほうが好きかもしれない。柳下までいっちゃうともう戻ってこれない気がするんだよなぁ。2021/10/14
三田郎
2
この頃の映画秘宝が良かったなあ2021/11/22
風鈴
2
私とは映画の守備範囲が違うので、刺激的ですね。2023/09/12
ビーフハート
1
あいかわらずの下世話下品下劣の三拍子揃ったバカっ話ばかりで最高でした。なんか「漫才」としての完成度も上がっているような気が。自分が鑑賞済みの映画の評論を読んで、なんだか言葉にできないモヤモヤが晴れたりすることもしばしばでした。2016/07/09
白黒豆黄昏ぞんび
1
悪口は楽しい。2011/12/23