内容説明
世界中のチャイナタウンと比べても独特で、中国以上に「中華世界」と評されるまでになった日本の中華街。江戸・明治時代に形成されはじめた中華街はどのような歴史を辿ってきたのか?いつも行列ができている名店はどのように誕生したのか?そこで供される料理は本場と変わらないのか?鮮やかな色彩に富んだ関帝祭や春節祭、アクロバティックな龍踊や獅子舞は何を祈願しているのか?横浜、神戸、長崎の中華街を長年訪ね歩き、街で働き、暮らす人々と同胞として触れ合ってきた研究者だからこそ、見ることができた素顔の中華街案内。
目次
第1章 中華街はこうしてできた(日本最古の中華街―長崎新地;文明開化を運んできた中華街―神戸南京町;世界で最も華やかといわれる中華街―横浜)
第2章 中華街の舞台裏(中華街の主人公はどこから来ているのか;中華街のコミュニティ;中国の歴史に翻弄される中華街)
第3章 中華街の魅力を知る(中華街の中華料理は本物?;祭りを愉しむ;芸能を愉しむ)
第4章 町おこしをする中華街(中国伝統文化の創造としての春節祭)
著者等紹介
王維[オウイ]
中国瀋陽市生まれ。幼いころから中国琵琶を習い、のちに中国前進歌舞団のプロ琵琶演奏者として活躍。来日後、94年中京大学社会学部卒業、99年名古屋大学大学院人間情報学研究科博士後期課程修了。現在、香川大学経済学部助教授。中国および海外華僑における伝統文化の受容と変容についての比較研究に従事
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感想・レビュー
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rbyawa
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前に、長崎の地の中華街(街は確かに中華なのに中華街はあまり中華じゃないw)の話を聞いたことがあって、その辺はわりと愉快に読んでいたのですけれども、戦争が始まり、その後、大陸と台湾とに別れ、日本の中での地位も微妙になったり、という歴史は正直思っていたよりもずっと重く。そもそも中華街が料理店ばかりなのも、中国人の職業が限定されていたこともある、と聞いてちょっと愕然。けれど、「大陸の料理の偽物ではなく、それぞれの中華街の歴史が作った紛れもない本物」という言葉はなんだかすごく新鮮で良かった。そうだよね。2009/12/20
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