内容説明
二〇二〇年には四〇代男性の四人に一人が結婚していない!二〇〇六年以降は人口が減少しはじめる!知らなかったではすまされないほど結婚や家族は変貌を見せてきている。この変貌は、父性・母性・家族の復権を唱えても止められない。それは右肩上がりの成長が望めない時代に対応できなくなった日本社会・日本型家族の歪みを表しているからだ。シングル化する日本で求められている社会システムとは何か?年金や税金、育児や介護、労働や賃金なども視野に入れながらその姿を検討し、結婚や家族・親子関係がどのようになるかをシミュレートする。
目次
第1章 結婚・家族の現在(知らなかったではすまされないほどの変貌)
第2章 なぜ結婚・家族はここまで変わってきたのか(家族単位というシステムが行き詰まってきている;非婚化が進む理由 ほか)
第3章 これからの結婚をどのように受け止めていくか(非婚化・少子化は社会システムのきしみ;対応する社会の選択肢)
第4章 非婚化・少子化時代の発想転換(家族単位からシングル単位へ;シングル単位社会の実現可能性 ほか)
第5章 シングル単位社会のシミュレーション(夫婦関係はこう変わる;親子関係はこう変わる)
著者等紹介
伊田広行[イダヒロユキ]
1958年生まれ。大阪市立大学経済学部卒業、同大学大学院後期博士課程取得退学。現在、大阪経済大学教員。専門分野である社会政策・労働・家族をジェンダーとシングル単位の視点から考察している
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