NHK出版新書<br> 現代哲学の最前線

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NHK出版新書
現代哲学の最前線

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140886274
  • NDC分類 104
  • Cコード C0210

出版社内容情報

5つの問いから世界を見通す。

哲学はいま何を問うているのか? 現代の哲学における最もホットな5つのテーマーー正義論、承認論、自然主義、心脳問題、新実在論の大きな議論の流れを、それぞれのテーマが浮上してきた歴史的・社会的背景とともに解説。ロールズ、サンデルの正義論はいかなるインパクトがあったのか? ウィトゲンシュタインやディヴィッドソンの功績とは? マルクス・ガブリエルの新しい実在論はなぜ注目されるのか? 5つのテーマの核心を切り出し、哲学者がいま何に関心を持っているかを提示することで、読者の古くなった「哲学マップ」を塗り替える、21世紀の新しい哲学の見取り図。

内容説明

現代哲学―主として二〇世紀後半以後の哲学には、どこにどういう問いがあり、誰によって何が議論されているのか?本書は現代哲学における最もホットな5つのテーマ―正義論・承認論・自然主義・心の哲学・新しい実在論の議論を整理し、そのエッセンスを解説。ロールズ、サンデルからサール、デネット、マルクス・ガブリエルまで。変貌する哲学の見取り図を示す、本格的哲学入門。

目次

第1章 正義論―公正な社会はいかにして根拠づけられるか?(ロールズの『正義論』は何が画期的だったのか;戦後リベラルからの期待 ほか)
第2章 承認論―我々はどのように「他者」と認め合えるか?(「承認」をめぐる問題;主体の条件としての承認 ほか)
第3章 自然主義―自由意志は幻想にすぎないのか?(人間の行動に固有の法則はあるか;人間固有の意志や行為の選択原理をどう明らかにするか? ほか)
第4章 心の哲学―「心」はどこまで説明可能か?(「心の哲学」とは何か?;物理主義の元祖としてのラッセル ほか)
第5章 新しい実在論―存在することをなぜ問い直すのか?(「ポストモダン」以後の実在論;カント以来の「相関主義」の克服 ほか)
各章のテーマをもう少しだけ掘り下げて学ぶためのブックガイド

著者等紹介

仲正昌樹[ナカマサマサキ]
1963年広島県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学法学類教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

禿童子

38
単に読み通したというだけで、理解の域に達することができませんでした。仲正さんの本はどうもそういう傾向があって、入門書というには前提知識がある程度ないと読めないのかもしれません。大学の講義のレジュメという風情ですね。正義論はロールズ、自然主義と心の哲学は「心脳問題」と分析哲学、新しい実在論はマルクス・ガブリエルあたりが中心の議論と分かりますが、承認論となると見当もつきません。この5つのテーマが現代哲学のホットスポット?アメリカとヨーロッパの人名しか出てこないのを見ると哲学ってローカルな学問なんですね。2020/08/28

ころこ

38
現在話題になっているのはAIブームによる第4章心の哲学の議論ですが、大まかにみると第3章もその前提と捉えることができます。その期待の元、読んでみても正直得るものは多くなく、期待外れという印象を持ちました。それは本書が期待外れということではなく、著者をしてもそこまでしか行かないということは、科学と哲学の知見で判明していることは多くなく、強いAIの実現可能性も今のところは無いということです。ここで理系に対して文系が支援できることは少なく、確かに理系からみた景色は文系不要論に傾くこともやむを得ないと映ります。2020/08/02

禿童子

32
「心の哲学」「自然主義」「新しい実在論」を再読する。いま読み返してみると、「心の哲学」は少し古い議論にも思える。デネットについて詳しく触れているのは参考になる。デネットに言わせればクオリアはユーザーイリュージョンで問題にならないらしい。物理主義の方向性は、現在では生成AIの社会実装か、それともベイズ推定を武器にした自由エネルギー原理による脳機能の解明に向かっているようだ。サールの中国語の部屋問題は、哲学的ゾンビでもありチューリングテストの一種で生成AIの進歩で当たり前の現象になりつつある。2023/08/19

きいち

27
さすがの剛腕。直球のタイトルどおり、まさに今展開されているアクティブなテーマ、対話中の哲学者たちが踏まえている前提の哲学もがっちりと押さえ、かつ、正義論→承認論→自然主義→心の哲学→新しい実在論ってしっかりどれもつながりあっている形で展開されていく。◇思わずわかったような気になって、そして、シンギュラリティにポストトゥルース、哲学こそが有効な武器、と飛びつこうとしたときに浴びせられる「あとがき」の冷や水。。。頭に疑問符うかべながら取り組む読書の価値。2020/09/21

venturingbeyond

19
自分のフィールドである正義論~承認論はすらすらと読了。現代政治哲学・社会哲学のメイントピックとその論点をこの分量で簡潔にまとめ、各論者の異同を的確に指摘してあり、非常に読みやすかった。一方、自然主義~心の哲学~新しい実在論の後半は、英米系の分析哲学や科学哲学、現代の存在論などに疎い自分にとっては、少々読み進めるのに骨が折れた。この分野についても、もう少し深掘りしなければ...。2020/08/28

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