内容説明
世界最強のゾンビ映画大全集。クラシック・ゾンビからイタリア血しぶきゾンビ傑作集まで、この一冊でゾンビ映画のすべてがわかる。
目次
ゾンビ映画史概論
ゾンビ映画大事典第1部 1932‐1969
ラザロの裔
ヴードゥー・ゾンビとモダン・ゾンビ
ゾンビ映画大事典第2部 1970‐1979
イタリアン・ゾンビ映画史、少し裏話つき
グロテスクでコミカルな香港ゾンビ映画の世界
ゾンビ映画大事典第3部 1980‐1989
ラムチェンインとキョンシー映画の世界
アジア発ゾンビ映画紀行〔ほか〕
著者等紹介
伊東美和[イトウヨシカズ]
70年生まれ。出版社勤務を経て、現在は特殊書店タコシェ店長兼ライター。『映画秘宝』『CDジャーナル』等で執筆中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PSV
35
みんな、ゾンビは好きかい?ボクは好きだよ。どのくらい好きかというと、アンジェリーナ・ジョリーが「今後一生ゾンビ映画観ないならあなたと結婚するわ」と言われてもゾンビ映画をとるくらいに、ゾンビが好きだ。将来の嫁がゾンビでも良いくらいに好きだ。…ごめん、やっぱりゾンビの嫁はカンベンな。ゾンビ好きのゾンビ好きによるゾンビ好きのためのゾンビ映画解説書。ゾンビフリークにとっては最早聖書レベル。読め、とにかく読め。ゾンビがもっと、好きになる。 ★★★★★2012/07/01
白義
12
レビューされているゾンビ映画だけで345本!1932年の「ホワイトゾンビ」から2002年の「バイオハザード」まで70年のゾンビ映画の歴史を一冊に詰め込んだまさに究極のゾンビ・データブック。元が自費出版とは思えぬというかだからこそという情熱、一方大量にあるクズゾンビ映画も律儀にあらすじとレビューを書いてクールに語る冷静さ、冷静と情熱の極限が生み出した大名著である。単なるデータブックとしてだけでなく優れた執筆陣によるゾンビ文学史やイタリア、香港ゾンビ映画などの各論も充実していて、本書を読めばあなたもゾンビ博士2017/09/10
文太
6
1932年の『ホワイトゾンビ』から2002年の『バイオハザード』までのゾンビ映画大辞典。今ではゾンビといえば、ロメロゾンビがすっかりと定着した。しかし、かつてはヴードゥー教ゾンビが主流で今ほどゾンビのキャラも確立していなかった。今のゾンビ映画はほとんどがロメロゾンビである。ゾンビのキャラを確立したロメロ監督とそれを世界的に拡大させた『バイオハザード』の役割が大きかったことがよく分かる。ゾンビ映画には当たり外れがあるが、著者の毒舌コメントが多いのが面白い。2021/10/14
キャル
4
よくここまでかき集めたなぁ、というのが感想です。編著者、ご苦労様でした。ただ、作品レビューについては、著者の偏見や好み、決め付けや価値観の違いなど、感じるところもあります。なかにはゾンビ映画と呼べない代物も確かに存在すると思うが・・・(笑)。
nizimasu
3
これはもはや趣味の域ではないですね。ゾンビ映画の歴史に加えそれぞれの作品のレビューが300以上もある。なんなんだこれは…と手に取って愕然としてしまった。実際ゾンビ映画って駄作が結構あるのでまさに好きこそ物の上手なれである。しかもおおむね世間の評判が頼りになるジャンルでもあるので最近のウォーキングデッド以前のシーンはほぼ網羅できていると確信できた。それでもやっぱりジョージAロメロだつたりサムライミだったり監督の作品群の素晴らしさがゾンビのように伝播していった歴史もわかって楽しかったかも2016/04/09