内容説明
生酒に燗をつけ、縁の下で古酒を造る筆者が日本酒業界の堕落を憂い、お米から造る酒の広々とした可能性を語り尽くした本格日本酒読本。
目次
日本酒は醸造酒なのか、リキュールなのか?
日本酒は、知れば知るほどディープな世界
無濾過酒を飲みながら日本酒の春を想う
満開の桜には、文明の酒より文化の酒を
鑑評会~九百の蔵の酒全部を飲むのは大変だ
日本酒用語はホントに変
平安貴族も冷酒が好き
ネクタイでワインより浴衣で日本酒を
日本酒の季節到来。「ひやおろし」に悶絶せよ
誰も知らない「日本酒の日」
神無月に出雲に神様が集まるのは酒を飲むため?
本物が表通りを歩くために
著者等紹介
高瀬斉[タカセヒトシ]
昭和20年新潟県青海町生まれ。早稲田大学入学後、漫画研究会入会。卒業と同時に漫画家生活に入る。『漫画サンデー』『週刊漫画タイムズ』『漫画ゴラク』などでナンセンス漫画を中心に活動。その後、『ビッグコミック・オリジナル(増)』で『男の手料理』という漫画を発表。以来、日本酒と料理をテーマにした作品が多い。昭和62年、「純粋日本酒協会」より「利き酒名人」に認定され、平成4年、「名誉酒匠」に選ばれる。西荻「三ツ矢銘酒会」会長。「吟醸酒研究機構」世話人。純米酒普及推進委員会委員長
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