出版社内容情報
サイコドラマが心理劇として日本に導入されて半世紀。その間、この手法は様々な領域で
分化され、展開してきた。本号では、医療、教育、地域のそれぞれの分野で実践活動を
繰り広げている臨床家たちによる「サイコドラマの現在」が描かれている。読者には、
その深淵さと幅広さを同じに感じて頂ければと期待している。
【目次】
・座談会/サイコドラマの現在
(増野肇/土屋明美/羽地朝和/高良聖)
■サイコドラマ実践領域の現在
・病院臨床での実践 (茨木博子)
・外来カウンセリング機関における実践 (信田さよ子)
・サイコドラマ教育領域での実践
― 児童生徒の自発性を育む教育とロール・プレイング (西村正司)
・地域での実践 (中込ひろみ)
■サイコドラマ対象の現在
・母親支援のために
― 「子どもへの虐待」に悩む母親たちとの心理劇 (春原由紀)
・女性の生き方のために (磯田由美子)
・自閉症児・者への適用 (高原朗子)
・認知症患者への適用 (古川 卓)
・トラウマワークとしてのサイコドラマ
― トラウマ記憶から物語記憶へ (高良 聖)
■展望
・古典的サイコドラマ (藤堂宗継)
・ソシオドラマ (増野 肇)
・ロール・プレイング
―自己洞察・役割創造の技法 (川幡政道)
・関係学と心理劇 (土屋明美)
・プレイバック・シアター
―語るなかで育まれるもの (羽地朝和)
・ドラマセラピー (尾上明代)
・実践家養成の問題 ―各国との比較から (磯田雄二郎)
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