新書y<br> ゴシップと醜聞―三面記事の研究

新書y
ゴシップと醜聞―三面記事の研究

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784896915259
  • NDC分類 070.21
  • Cコード C0295

内容説明

三面記事を論ぜずしてジャーナリズムは語れない!もともと三面記事は、ジャーナリズムのなかでも、“人が人を裁く”という人間社会の暗部にもっともかかわりの深い分野である。だれもが反対できない「万人に属する善」をタテに断罪するスキャンダル報道、断罪報道はなぜ過激になるのか―ジャーナリズムのルーツとしての犯罪報道に焦点を当て、歴史的経過とともにゴシップ・スキャンダル、ナショナリズム報道をトレースし、“人間のまなざし”をもった新しいジャーナリズムへの道を模索する試み。

目次

序章 三面記事が喚起する“おぞましさ・憎悪”の感情(「人殺し!」「人でなし!」と叫ぶヤジ馬の罵声;“人が人を裁く”ことは正当化できない ほか)
第1章 犯罪報道が近代ジャーナリズムをつくった(公開処刑の廃止と三面記事の誕生;公開処刑の廃止はジャーナリズムとどこでむすびつくのか ほか)
第2章 “面白さ”のラジカリズム(市民・国民なくして新聞は成立せず;日本の新聞は庶民の国民化、臣民化にどう利用されたか ほか)
第3章 スキャンダル報道が国民意識を形成した(“面白い話”とスキャンダルを分かつもの;「社会の制裁を喚起さん」―黒岩涙香の暴露・告発キャンペーン ほか)
第4章 “中立公平・客観報道”が戦後ジャーナリズムの暴走を生んだ(明治以来の近代からの脱却という課題;“私”の領分にジャーナリズムはどう対応したか ほか)

著者等紹介

玉木明[タマキアキラ]
1940年新潟県生まれ。早稲田大学文学部卒業。新潟新報記者を経て、現在、フリージャーナリスト。週刊誌、月刊誌を主な活躍舞台とする。著書に『言語としてのニュー・ジャーナリズム』(学芸書林)、『ニュース報道の言語論』『「将軍」と呼ばれた男 戦争報道写真家・岡村昭彦の生涯』(ともに洋泉社)、『思想としての風俗』(共著、大和書房)、小説集『死子生児』(白川書院)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

1
ふむ2025/01/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10844
  • ご注意事項

最近チェックした商品