内容説明
チームの浮沈を背負わされたキャプテン、疾駆の才能を封印されたフィニッシャー、南アの惨劇を体に刻み込んだタックラー、相次いで逝去した巨星たち―。真摯なラグビー狂記者が追跡しつづけ活写しつづけてきたラガーメンの姿から、楕円球のバウンドのごとく大きく変転した日本ラグビーのこの10年を照射する。
目次
1st Half キャプテンとは(キャプテンとは;吉田、堀越それぞれのノーサイド ほか)
Half Time 「俺たちも闘っていた」(「俺たちも闘っていた」;4年生の冬)
2nd Half 勇者の宴(岐路;スクラムを押すことが俺の自己主張だった ほか)
No Side 追悼記(だれよりも勝負に執着;重戦車哲学は死してなお、「前へ」;「本物の勝負師」の夭折)