哲学者のいない国

哲学者のいない国

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  • サイズ B6判/ページ数 243p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896912753
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

内容説明

日本には「哲学研究者」はわんさといるが、「哲学者」は皆無である。純粋に「哲学する」とはどういうことなのか?

目次

1 「哲学ブーム」とは何だったのか(哲学者のいない哲学ブーム;大震災とオウムと哲学ブーム;拝啓哲学さま ほか)
2 常識からの解放(自分自身になること;哲学に「志」はいらない;差別感情と「好き・嫌い」 ほか)
3 イマヌエル・カントという名の男(カントの女性観;孤独な哲学者・カント;モラリストの笑い)
4 本物の哲学者の死(哲学者の死;軽蔑し、軽蔑される;大森哲学の遺産 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

3
p.158 大森は晩年時間に思考を集中した。過去形で過去を今体験している。 2024/05/08

小さいジャン

1
中島義道さんの本は、所謂哲学のテーマを扱ったものはなかなか難解ですが、この本では、少し「時間」について書いています。「過去」の「共働制作」とかがそれですが、過去はただ与えられるものでもなく、創作するものでもない、「受容性と自発性が共に働く場面で過去が詩作的に立ち現れてくる」とか、難しいことを言っています。他はそれほど難解な話はしていません。この人の、下らない世俗の流儀を徹底的に大まじめに排除する態度は、一種救いのようでもありますが、生半可の覚悟で追従できるようなものではありません。ただ、気になるのです。2012/12/11

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