内容説明
包括的なイメージとしての「いのち」とは何か。「いのち」とは、どこかにわかりやすい自明の形としてあるのではなく、私たちがそう呼ぶことによって見出している「ある見方」の産物である。―自分の生きる形をもう一度とらえ直すために、日常感覚で、「いのち」と「名づけ」、「いのち」と「すわり」、「いのち」と「すがた」という問題に分け入り、生活思想の可能性を追求するスケール大きい試み。第二弾。
目次
1 なぜ「いのち」論なのか
2 「いのち」と「名づけ」
3 「いのち」と「すわり」
4 「いのち」と「すがた」
5 「エロス」と家族
6 「死」まで