内容説明
1872年ロンドン。紳士フィリアス・フォッグは、クラブの仲間と賭けをし、80日間で世界を一周する旅に出ることに。同じころ、ロンドン市内の銀行から紳士風の男によって大金が盗まれた。フォッグ氏が犯人だと考えたフィックス刑事は、逮捕すべくそのあとを追う。はたして犯人はフォッグ氏なのか。そしてフォッグ氏は約束の時間にロンドンに戻ってこられるのか。インドから香港、そして日本へ。忠実な召使いパスパルトゥーを連れて、今、世界一周の旅が始まる―。
著者等紹介
ヴェルヌ,ジュール[ヴェルヌ,ジュール][Verne,Jules]
1828‐1905。フランス、ナント生まれ。パリの法律学校に在学中、デュマ父子と出会い、劇作家を志すようになる。やがて創作の場を演劇から小説へと移し、フェリックス・ナダールの気球に触発されて書いた小説『気球旅行の五週間』(1863)で一躍流行作家となる。今日、H・G・ウェルズとともにSFの父として知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tadashi_N
25
トラブルも含めた旅の楽しさが楽しい。2020/02/07
ぶどう
7
英語多読50冊目25400語。合計394588語。ロンドンからインド、日本、アメリカなどを経由して80日間で世界一周を成し遂げるというストーリー。飛行機も自動車もない時代背景で達成には困難を極める。ふたつの意味でのハッピーエンドとなりとても嬉しい。終盤、ページをめくる手が止まらなくなり一気読み。とても面白くて読後感が非常に良かった。2024/03/19
通行止め
3
約160ページとラダーシリーズの中では長いですが文章自体はそれほど難解ではなく割と早く読みきれました。と言っても1ヶ月くらいはかかったけど。フォッグ氏みたいにポンポン気前よくお金使いながらの旅は憧れるし一度はやってみたいですね(笑)。アメリカの鉄道で移動中に他の客と銃で決闘、ということになって、それを駅員が止まるでもなく後ろの車両が空いてるからそこを使え、と誘導したシーンにビックリです。西部開拓ガンマンの文化のせいなのか。実際にこのようなことがあったのかは知りませんが。2019/08/17
shinobu
3
和訳版も読んだことはないので全くの初読。こんなに面白い物語があったとは! ご都合主義とかツッコミどころは諸々あるけれど、そこは昔の小説なので目をつぶれるかな。痛快な冒険小説でした。2018/11/14
hiko
3
日本語訳で読んだことないけど、英語の勉強中なので英語版で。 日本がまだ開国したばかりの1872年に、大金持ちのイギリス紳士が船と鉄道と馬車とを駆使して、80日間で世界一周旅行を成し遂げてしまう話。インドを横断する列車の旅が一番スリリングで面白い。大金でほとんどすべてのトラブルを解決してしまう様が、逆に爽快。2014/08/17
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